私どもの会社で製作する設備や装置は、お客さまの生産工場で製品を作るためにつくられたものです。
つまり、お客さまの製品に対する品質やコストに関するノウハウの詰まった機械です。本来ですと、“関係者以外立入禁止”のお客さまの工場の中でしか見ることのできない設備ですが、ここでは特別にお客さまのご承認をいただいたものの一部をご紹介いたします。
樹脂製品組立ライン
搬送ライン上で、樹脂製品にあらゆる部品を組付けて検査するラインです。
ディスク生産ライン
自動供給されたディスクの両面を精製する装置です。
シート積層搬送ライン
パレット上でシートを積み重ね、最終工程で一枚に圧着するラインです。
薬品整列箱詰めライン
医療品を整列させ、箱詰めする装置です。
注射器整列梱包ライン
注射器を個別に梱包し、パッケージする装置です。
納品までの流れ
ニーズから設計へ
お客さまからのニーズには①新製品に関わる組立機・検査機のニーズ②現在、量産されている製品のVA/VEに関するニーズまで、幅広いご相談をいただいております。
その都度、お客さまとの仕様検討のお打合せにより、装置の設計・ご提案からお手伝いさせていただいております。 また、装置の動きのカナメとなる電気制御のソフト設計も自社で行ない、制御盤などの設計・製作もいたします。
部品の調達
お客さまからのご承認をいただいてのち、構成部品の製作・手配をいたします。
設計者により設計され、図面化された部品はまだこの世の中に存在しません。鉄やアルミといった様々な材料の部品は、あらゆる場所の、あらゆる職人たちに製作してもらいます。
この世の中にない部品をカタチにするため、資材の調達には熟練した職人たちとの連携が欠かせません。値段の折衝もあり、納期の調節もあり、品質の確認もあり… そして、より早く組立現場へ製品を送りこむことが要求されます。
組立
第二工場・第三工場とよばれる1000m²の組立メイン工場へ部品が集約されると、弊社の組立スタッフが設計者の作り出した設計に基づいて組立し製品化していきます。あわせて、電気制御の配線作業や自動運転に欠かせない制御ソフト調整を行ないます。
まったく新しいものを一から開発し、設計・製造するので、今までにないトラブルや問題ももちろん発生します。設計者と組立技術者同士での綿密な打合せやチェックで問題点を解決していきます。設計者とはまた違った視点で、気付いたことや改良点により設計が練り直されることもあります。
設計者から組立スタッフまでがひとつとなって綿密に作り上げていく、このステップが高い品質を生み出します。
組立からお客様まで
芯出しなどの最終調整をした後、お客さま立会いのもと、完成した装置の動作確認を見ていただきます。
弊社で最終確認をいただいた後は、指定納入場所へ搬入し、据付け・調整をいたします。そして、お客さまの手に渡ってからのアフターフォローも欠かさない。この一貫したサービスが“お客さまとの信頼”に繋がるのです。